インテリアの相談で「予算をかけずに部屋を変えたい」と言われたとき、最初に提案するのは照明の見直しです。家具を買い替えなくても、照明を一つ加えるだけで、部屋の印象は大きく変わります。照明は、住まい改善の中で最もコスパがいい手段だと思っています。

「天井照明だけ」の部屋が平坦に見える理由 ¶
天井の真ん中にある照明だけで部屋を照らすと、影が均一にできます。影が均一な空間は、奥行きが感じられず、平坦で落ち着かない印象になります。人間は、明暗のコントラストがある空間を「居心地がいい」と感じる傾向があります。
「層をつくる」照明計画の基本 ¶
照明は「天井・中間・低い位置」の三層で考えます。天井照明(シーリングライト)が全体を照らし、フロアランプやテーブルランプが中間と低い位置を補います。全部を同時につける必要はなく、時間帯や気分によって組み合わせを変えるのが理想です。
電球の「色温度」を揃えることの重要性 ¶
部屋の中に昼白色(青白い光)と電球色(オレンジの光)が混在していると、空間がまとまらなく見えます。リビングや寝室は電球色(2700〜3000K)で統一するのが基本です。色温度を揃えるだけで、部屋全体のトーンが一気に落ち着きます。
賃貸でもできる照明改善 ¶
賃貸で天井照明を変えられない場合でも、フロアランプやテーブルランプを追加することはできます。コンセントから電源を取るタイプのランプは、工事不要で設置できます。まず一つ、ソファの横にフロアランプを置いてみてください。夜の部屋の印象がかなり変わります。
照明の見直しは、今日からでも始められます。何から手をつければいいかわからない場合は、まずご連絡ください。一緒に考えます。